「……そんなにじろじろ見るなよ」 服を脱いでベッドに横たわるシルヴィーとそんなシルヴィーの上に覆いかぶさる同じく素っ裸な俺。 シルヴィーの肌をじっと見てたら怒られた。 「だってシルヴィーの肌、綺麗なんだもん」 雪のように真っ白な胸を触る。 『この真っ白お化け!』とかからかったっけ。 鎖骨の辺りを軽く唇で吸い付いたら、小さな赤い跡が綺麗に付いた。 肌に吸い付くたびに小さく跳ねるシルヴィーが面白くて、俺はどんどん跡をつける。 「シルヴィー、どんな感じ?」 「……くすぐったい」 胸に、肩に、お腹に、小さな赤い跡を散らす。 ちらり、と下のほうを見るとシルヴィーのそれがもう軽く立ち上がっているのが見えた。 「なんだぁ、くすぐったいとか言っててちゃんと感じてるんじゃん!」 「う、うるさいなっ!」 そっとソコに触れるとシルヴィーの喉から引きつったような息が漏れる。 人のモノを触るのなんて始めてだけど、いつも自分でしてるから感じる場所ぐらいわかるもんね。 「……くっ、ふ……」 声、我慢しなくてもいいのに。 完全に立ち上がったソレに、くすぐるように指で触れるといつもの声より少しだけ高い、鼻にかかった 声がシルヴィーの口から零れる。 これがきっと喘ぎ声っていうんだろうな。 シルヴィーの声を聞きながら、本の内容と兄貴のアドバイスを思い出す。 立ち上がるシルヴィーのソレをじっと見ると、先端から透明な液が滲み出している。 そういえばこんなに近くでコレを見るなんて始めてかも……俺はためらわずにソレを口に含んだ。 「ま、まて、何をっ……う、あぁっ!」 シルヴィーの口からさらに声が零れ落ちる。 こうしていると顔を見れないのが残念だけど、声や体の反応が全てを伝えてくれているような気がした。 ぬるぬるとした液体が舌に絡む。 変な味……。 「あ、あぁっ、は、離せっ……う、あぁあっ!」 ひときわ大きくシルヴィーの体が跳ねたかと思うと、口の中が生暖かい液体で満たされる。 こ、これどうすればいいんだろう、まさか吐き出すわけにもいかないし。 かといってこの苦い奴をいつまでも口の中に居座らせるわけにもいかないよなー。 …………ごくん。 「お、おまっ、何やって……!」 「えー、だってその辺に吐き出すわけにもいかないじゃーん」 荒い息を吐き出しながら途切れ途切れにシルヴィーが言う。 そんなシルヴィーを見ながら、シルヴィーの足を肩にかけるように持ち上げる。 うわ、やっべ興奮する……いけないいけない『自分勝手に走らない』っと。 そっと後ろのほうに指を這わすと、シルヴィーの体がピクリと緊張が走るのを感じた。 「本当に……するんだよな……」 「怖い?」 「……ボクに怖いものなんてないっ!」 「男同士のHってここ使うんだってさー」 「聞いた事は……ある……」 シルヴィーのそこは固く閉ざされていて、本当にここに入るのかな、なんて考えてしまう。 確かここをほぐさなきゃいけないんだよね? って、ほぐすも何もシルヴィーのそこは俺の指を通してくれそうにはない。 「あっそうだ」 思い出した! 突然叫びだした俺を不思議そうな目で見るシルヴィーを横目に、俺はベッドの下に手を突っ込む。 確か……この辺に……あった! 俺の手には兄貴からもらった小さな箱、その名も『兄貴特製セット』が収まっていた。 いろんなものが詰まった箱の中から、薄いピンク色した液体が入った小瓶を取り出す。 小瓶のふたを開け、シルヴィーのそこに中身をたらす。 「……冷たっ……」 「なんかねー、コレ使うと楽なんだって」 かすかな花の香りが鼻をくすぐる。 少しだけぬるぬるする液体を指に絡めとって、シルヴィーのそこに一本指を当てる。 「シルヴィー、力抜いてね?」 うん、これならいけそうな気がする。 そっと、指を一本潜り込ませると、シルヴィーの体が緊張で小さくはねた。 「痛くない?」 「……痛くないけど、変な感じ……」 シルヴィーの中は、暖かくてむにむにしてた。 その感触がおもしろくて指で揉むようにつついてみると、シルヴィーの口からまた、小さな喘ぎ声が 零れ始める。 「ふぁ……何か変だ……んっ」 シルヴィーの体から力が抜けるタイミングを見計らって、もう一本指を増やす。 どんどんソコが柔らかくなって広がっていくのがよくわかった。 三本目の指を入れたところで、そろそろいけるかな?と自分のソレを見る。 もうさっきからギンギンに立ち上がっている自分のモノと広げられたシルヴィーのそこを見比べてみる。 つーか、俺もそろそろ限界な予感……。 シルヴィーのエロイ顔エロイ声、さんざん見せ付けられて聞かされて、もー限界。 「ねぇ、シルヴィー……痛くない?」 「あ、あぁっ……ふ、ぅん……」 シルヴィーに聞いてみたけどシルヴィーの口から出てくるのは喘ぎ声ばっかり。 でも、しっかりと、首が縦に揺れたのを俺は見逃さなかった。 俺は顔に笑みが浮かぶの感じながら、シルヴィーの中から指を引き抜き、さっきの『兄貴特製セット』 の箱の中から銀色のピラピラした包みを一つむしりとった。 銀色の包みを引きちぎり、中身をすっかり立ち上がったそれにかぶせようとする。 が、緊張と興奮で手が震えてうまくつけられない。 ふー、落ち着け俺、慌てない慌てない……。 心を落ち着けて、もう一度つけようとした時に、そっとわきから手が伸びてきて俺のまだ震えの収まら ない手からゴムを奪い取った。 「……シルヴィー?」 その手の持ち主はいつのまにか起き上がったシルヴィーだった。 「見てられない……つけてやるからじっとしてろ……」 「う、うん……」 シルヴィーの手がそっと俺のソレに触れて、薄いゴムをかぶせていく。 「……ありがと」 「別に、見てられなかっただけだ」 目を合わせようとしないシルヴィー。 「……お前でも緊張する事があるんだな」 薄いゴムにつつまれた俺のモノをシルヴィーの指が弾く。 「ひでぇなー、俺、今すっごいドキドキしてるんだぜ?」 もう一度シルヴィーをベッドに押し倒して、シルヴィーと目をあわす。 少し潤んだ紫の瞳は、一瞬だけ姿を現した後すぐにそらされてしまった。 |
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