恋の角砂糖



「なぁ、冷房弱くないか?」


シルヴィーの様子に変化が現れたのはそれから30分ほど後のことだっただろうか。
まぁ依存性のないタイプだっていうからこんなもんか。
「そう?いつもと同じだけど」
僕じゃなきゃ気づかないかもしれないけど、よーく見るとほんのり頬が赤い。
「……なんだかやけに熱い気がするんだが……」
「集中してたからじゃない?ちょっと休憩にしようか」
「ああ、そうだな……もうこんな時間か」
僕はそっとシルヴィーを見つめる。
僕のものと比べ物にならないほど白いその顔にはほんのりと朱が混じり、唇は今にも吐息がもれそうなほ
ど震えている。
これは……確実に効いてるね。
「なんだ、ボクの顔に何かついてるのか?」
シルヴィーが僕を見返す。
僕はたまらなくなってシルヴィーの体を引き寄せ唇を合わせた。
「ふっ……?!」
シルヴィーが引き剥がそうと軽い抵抗を見せるも、その手にはまるで力が入っていない。
僕はそんな、シルヴィーの様子に満足してさらに深く唇を合わせる。
絡ませるように舌を吸い、濡れた音がするまで口内を味わう。
長いキスが終わる頃には、すでにシルヴィーは息が上がっているようだった。
「は、ぁっ……ボゥイ、何かしただろ……」
「さぁ〜ね?」
僕はそんなシルヴィーの問をワザとはぐらかし、シルヴィーのスーツに手をかけた。
上着を脱がし、もう抵抗をあきらめたようなシルヴィーの両手をあげ、シャツを引き抜くとシルヴィーの
細くて真っ白な体があらわになる。
「シルヴィーまたやせたね、だからゲームばっかりじゃなくてちゃんとご飯食べなきゃ駄目だよっていつ
も言ってるのに……まぁ、そんなシルヴィーもいいんだけどねー」
「…大きなお世話だこのバカボゥイ、ひぁっ」
そのままシルヴィーをソファに押し倒し、白い首筋に赤い印を付ける。
白い肌にぽっかりと赤い印が浮かんでまるで綺麗な花のように見えた。
そのまま僕は体中に印を刻んでいく。
鎖骨に、胸に、お腹に、赤い花はどんどんと増えていく。
「あ……ボゥ、イ、やめ……はぁ、あ……」
「うーん、そんな声でやめてなんて言われても僕には本心には聞こえないなぁ、もっと欲しいんでしょ?」
そう言って僕はシルヴィーの胸に浮かぶ小さな突起に手をかける。
つまむように触るとシルヴィーの体がそのたびに小さくはねるのが楽しい。
「んっ……ふぅ、あ……」
「シルヴィーはここ好きだもんね〜」
「誰がだ……!!うあっ……!」
「こっちはそうとは言ってないみたいだけど?」
そっと手を下に下ろし、布越しにシルヴィーのそこに手を触れるとシルヴィーの体がいっそう大きく跳ね
る。
そこは布越しでもわかるほど熱く、硬くなっていた。
そんなシルヴィーの様子に自分もぞくぞくするのがよくわかる。
「ねぇ、どうなの……気持ちいいの?」
「あ、ああっ……や、やめ……!」
シルヴィーの理性を剥ぎ取るように布越しにやわやわと刺激を加える。
「ちゃんと言ってくれなきゃ、僕わかんないよシルヴィー」
シルヴィーが力ない目で僕をにらみつける。
わかってないなぁ、そんな潤んだ目で僕をにらみつけても僕を煽るだけだよ?
開いているほうの手で胸の突起にも刺激を加えてみると、シルヴィーの口からまた喘ぎ声が漏れる。
「あ、あっ…!」
「ねぇ、ちゃんと言ってくれないとずっとこのままだけどいいの……?シルヴィーがこのままイッちゃい
たいって言うならそれでも僕は全然かまわないけどね……」
シルヴィーのそこにさっきより強く刺激を与える。
真っ赤な顔のシルヴィーは、やがてあきらめたように口を開いた。
「いい、気持ちいい……だから、早くしろよっ……!」
はい、よくできました。
僕は自然と笑みがこぼれるのを感じながら、シルヴィーのズボンを下着ごと引き抜いた。
シルヴィーのそれは、もうすっかり立ち上がっていて先端から先走りの蜜をこぼしていた。
僕はそんなシルヴィーのモノを嘗め回すように眺める。
「……そんなに見るなっ……!何笑ってんだ!」
「ん〜?いやーこんなにシルヴィー感じてくれちゃってるみたいだから、僕のテクもなかなかかな〜なん
てね」
「ほざいてろ……!う、あ、ああっ!」
シルヴィーのモノに直接手を触れて、撫で回す。
「あれ〜、信じてないね?……大丈夫、これからちゃーんと体に教えてあげるよ」
先走りの蜜を全体に塗りつけるように手で刺激を加えていくと、シルヴィーがひっきりなしに嬌声をあげ
る。
「あ、あ……ひうっ……ボ、ボゥイ……!」
「何、もうイキそう?」
シルヴィーが素直に首を縦に振る。
こりゃー、かなりきてるね。
「いいよ……僕に、シルヴィーのイク顔見せて?」
「はぁ、あああっ!」
先端の部分に射精を促すように強く刺激を加えると、ひときわ高い嬌声を上げシルヴィーが果てる。
僕の手がシルヴィーの白濁した液で汚された。
「いっぱい出たね……シルヴィーも溜まってたんじゃない?」
「は、ぁ……はぁ、アホ、ボゥ……イ……」
……こんな状況になっても憎まれ口の叩ける君の口は流石だね。
でもね、僕もそんなシルヴィーの姿を見せられてそろそろ限界みたいだ。
僕はもっと奥に手を伸ばした。


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